目次
ページトップ基本の形実戦で出る場面決まらない形・失敗する形突き捨てられた側の防ぎ方実戦で流れを確認するよくある質問

歩の突き捨ての使い方と防ぎ方

公開日:2026年10月22日|最終更新:2026年10月22日

歩の突き捨ては、盤の歩を相手の歩の前へ突いてわざと取らせ、空いた筋に歩を打ったり、駒の通り道を開けたりする手筋です。

基本の形

持ち駒に歩が1枚あり、飛車先の歩が相手の歩の手前まで進んでいる時

持ち駒の歩は、飛車先の筋にこちらの歩がいるので、そこに打つと二歩になる。相手の陣の隅には、桂と香が残っている。

相手の玉が端にいて、こちらの端の歩が相手の歩の手前まで進んでいる時

相手の玉は、端の筋で香のとなりにいる。持ち駒の歩は、端の筋にこちらの歩がいるので、そのままでは打てない。

実戦で出る場面

こちらが端の筋に、香と飛車を縦に重ねている時

端の筋に、こちらの香と飛車が縦に重なり、その先で歩と歩の間が1つあいている。持ち駒に歩は無い。

こちらの角の筋の先に相手の飛車がいて、間に相手の歩が1枚いる時

こちらの角の筋の先に、相手の飛車がいる。その間には相手の歩が1枚いて、その歩の前には1つ間をあけてこちらの歩がいる。

こちらの角の筋を、自分の歩がふさいでいる時

角の筋を自分の歩がふさぎ、その歩の前には1つ間をあけて相手の歩がいる。角の筋の先には、相手の金がいる。

決まらない形・失敗する形

相手の桂が、こちらの玉のそばの香に当たっている時

相手の桂が、こちらの玉のそばの香に当たっている。玉から離れた筋では、こちらの歩と相手の歩が1つ間をあけて向かい合っている。

突き捨てられた側の防ぎ方

相手が歩をぶつけてきた時、盤の中ほどから相手の玉までのななめの筋があいている時

相手が歩を突いて、こちらの歩にぶつけてきた。こちらの馬は自分の陣にいて、盤の中ほどから相手の玉までのななめの筋には駒がいない。

相手が歩をぶつけてきて、こちらの銀が中央にいる時

相手が歩を突いて、こちらの歩にぶつけてきた。こちらの銀は、自分の陣の前の中央にいる。

実戦で流れを確認する

終盤に、相手の玉の近くで飛車先の歩を突いた対局

相手の玉の近くで、飛車先の歩を突いて取らせる。空いた筋に歩を打って、相手の玉に迫る。

よくある質問

歩の突き捨てとは、どんな手ですか?

盤の歩を1つ前へ突いて相手の歩にぶつけ、わざと取らせる手です。「突き捨ての歩」とも言います。 → 基本の形

突き捨てると、何が得になりますか?

その筋に、持ち駒の歩を打てます。飛車や香、角の通り道が開く形もあります。 → 持ち駒に歩が1枚あり、飛車先の歩が相手の歩の手前まで進んでいる時

格言の『開戦は歩の突き捨て』とは、どんな意味ですか?

戦いを始める時は、まず歩を突き捨ててから攻める、という格言です。 → 実戦で出る場面

端の歩も突き捨てますか?

突き捨てます。端の歩を突き捨てると、端に歩を打ったり、香と飛車で端を攻めたりできます。 → 相手の玉が端にいて、こちらの端の歩が相手の歩の手前まで進んでいる時

持ち駒に歩が無い時も、突き捨てますか?

突き捨てます。歩が無くても、香や飛車の通り道を開ける突き捨てがあります。 → こちらが端の筋に、香と飛車を縦に重ねている時

突き捨ては、いつ入れればいいですか?

攻めを始める前に入れておくのが目安です。後回しにすると取ってもらえず、攻め合いで遅れる形があります。 → 決まらない形・失敗する形

突き捨てる順番に、気をつけることはありますか?

あります。端の歩を先に突き捨てると、相手に端を逆に攻められる形があります。

突き捨てた歩を、相手が取らない時は?

相手の攻めの方が速い時は、取らずに攻めてきます。相手の攻めが迫っている時に突き捨てると、先に攻められて損をする形があります。 → 相手の桂が、こちらの玉のそばの香に当たっている時

突き捨てられた歩は、何で取りますか?

迷った時は歩で取るのが分かりやすい手です。矢倉で玉の頭の歩を突き捨てられた時は、銀で取ることが多いです。 → 相手が歩をぶつけてきて、こちらの銀が中央にいる時

歩を突き捨てられたら、必ず取りますか?

取らずにほかの所で攻める手もある一方、歩を取り込まれて困る形もあります。 → 相手が歩をぶつけてきた時、盤の中ほどから相手の玉までのななめの筋があいている時