公開日:2026年10月23日|最終更新:2026年10月23日
成り捨ての歩は、相手の陣で歩を成り、と金をわざと取らせて、取りに来た駒を取り返したり、駒の通り道を開けたりする手筋です。
飛車の筋に、自分の歩が1枚いる。その歩の一つ前の升には、相手の金が利いている。
角の筋の先に相手の角がいて、その間に自分の歩が1枚いる。その歩の一つ前の升には、相手の玉が利いている。
こちらの飛車の筋の先に、相手の歩と飛車がいて、飛車のとなりに相手の玉がいる。相手の陣に、こちらの歩が2枚入っている。
端の筋に、こちらの歩と香が縦に並び、歩の一つ前の升を相手の銀と金が守っている。持ち駒に角がある。
相手の玉の二つ前の段に、こちらの歩が2枚並んでいる。持ち駒に角がある。
成る升に相手の桂が利いていて、先に成ると桂に取られ、その後の攻めが続かない。先に飛車を打って桂に取らせると、後から成って攻められる。
相手の歩が、こちらの陣の中央の升で、と金になった。そのと金には、こちらの角と飛車が利いている。
相手の歩が、こちらの金のすぐ前の升で、と金になった。そのと金には、こちらの金と銀と桂が利いている。
相手の銀が利く升で歩を成って取らせる。銀が動いた所を桂で取り、相手の陣に攻め込む。
相手の陣で歩を成り、と金をわざと取らせる手です。「歩の成り捨て」とも言います。 → 基本の形
取りに来た駒を飛車などで取り返したり、相手の金や銀を動かして陣形を崩したりできます。自分の歩がふさいでいた角や飛車の通り道が開く形もあります。 → 飛車の前の歩が、相手の金が守る升の一つ手前まで進んでいる時
成り捨てで、その筋のこちらの歩が盤からいなくなるので、二歩にならずに歩を打ち直せます。成る前の升へ打ち直すと、次にまた成る手をねらえます。
使います。端の歩を成って取らせ、香で取り返して攻める形があります。 → 端の筋に、こちらの歩と香が縦に並んでいる時
あります。玉に取らせて玉を前に引き出し、持ち駒を打って攻める形があります。 → 相手の玉の前に、こちらの歩が2枚並んで迫っている時
成る升に相手の桂が利いていて、先に成ると桂に取られる形があります。先に飛車を打って桂に取らせてから成ります。 → 相手の玉の前で、自分の歩が成れる所まで進んでいる時
成り捨てた後に、成る前の升(一つ下)へ歩を打ち直して、相手の駒を何度も動かす続け方を「ダンスの歩」と言います。成り捨ての歩は、その始まりになる手です。
取れる駒が2つ以上ある時は、取った後の形を比べて、どれで取るかを選びます。 → 相手の歩が、こちらの陣の中央で成ってきた時