公開日:2026年10月25日|最終更新:2026年10月25日
こびん(小鬢)は頭の横の髪のことです。玉を人の頭に見立てて、玉の斜め前の左右の升をこびんと呼びます。
コビン攻めは、相手の玉の斜め前の升(こびん)に角や馬の筋を通し、そこの駒が動けないうちに、その前へ桂や歩を打って、王手や駒得をねらう手筋です。
相手が銀を打って、こちらの馬に当ててきた。馬の筋は、相手の玉の斜め前の歩を通って玉まで届いている。
相手が、角の筋の上にいた銀を、玉の斜め前へ引いてきた。その銀は今も角の筋の上にいて、こちらは歩を持っている。
相手が飛車を打ってきた。こちらの角は相手の玉の斜め前の歩に当たり、玉の近くには相手の飛車もいる。
相手の馬が、こちらの竜の横に来た。こちらは角と銀を持っている。
相手が、こちらの成銀を金で取った。その金は相手の玉の斜め前にいて、こちらの角が当たっている。
こちらの馬の王手を、相手は玉の斜め前に歩を打って止めた。こちらの玉の近くには、相手の成香と金が来ている。
相手が角を打ち、王手になった。角の筋は、こちらの玉の斜め前の空いた升を通っている。
相手の角の筋が、こちらの玉の斜め前の歩を通って玉まで届いている。相手は、その歩の前に桂を打ち、王手になった。
歩を成って捨て、角の筋を通して玉の斜め前の銀を動けなくする。竜を捨てて玉を銀から離し、最後に角でその銀を取る。
相手の玉の斜め前の升(こびん)をねらう攻めです。角や馬の筋でこびんの駒を動けなくし、その前に桂や歩を打って、王手や駒得をねらいます。 → 基本の形
「こびんぜめ」と読みます。こびんは漢字で「小鬢」と書き、カタカナで「コビン」とも書きます。
玉から見て斜め前の左右の升で、相手の玉ならこちらから見て1段下の左右の升です。斜め前が盤の端になる時はこびんと呼ばないことが多く、玉のほか飛車の斜め前もこびんと言います。
角の筋がこびんの升を通って玉まで届いていると、こびんの駒が筋から外れた時に、玉が角に取られる形になるからです。筋の上の升へは動けます。 → 相手が、玉の斜め前へ銀を引いてきた時
角や馬の筋をこびんに通し、こびんの駒が動けないうちに、その前に桂や歩を打ちます。実戦では、桂を打って王手をかけたり、銀を打ってその駒を取ったりする形も出ます。 → 実戦で出る場面
桂で王手をしても、玉に上へ逃げられると、攻めが切れて駒を取られます。こびんの歩が動けなくても、桂を打った升に横の金が利いていれば、桂は金に取られます。 → 決まらない形・失敗する形
角の王手には、角の筋に駒を打って止めます。こびんの駒が角の筋で動けない時は、玉を筋の外へ逃げると、その駒が動けるようになります。 → 攻められる側の防ぎ方
玉の斜め前を通る相手の角の筋に歩を突いて、筋を止めておきます。こびんの歩を早く突くと角の筋が通りやすくなるので、守りを固めてから突きます。
攻める升が違います。玉の真上の升を攻めるのが玉頭攻め、端の筋を攻めるのが端攻め、玉の斜め前の升を攻めるのがコビン攻めです。