持ち時間と対局の流れ

将棋の持ち時間と対局の流れ|振り駒から投了まで

公開日:2026年8月19日|最終更新:2026年8月19日

目次

将棋の対局の流れ

すること内容
1 はじめの挨拶両者で「お願いします」と言って始める。
2 振り駒歩5枚を振って、先手と後手を決める。
3 対局先手から交互に指す。考える時間は持ち時間の中から使う。
4 投了負けが決まった側が「負けました」と言って終わらせる。
5 感想戦終わった将棋を二人で並べ直して、ほかの指し方を調べる。
6 おわりの挨拶両者で「ありがとうございました」と言って終わる。

振り駒で先手・後手を決める

①歩が3枚
歩のほうが多い。上座の対局者が先手。
②と金が3枚
と金のほうが多い。もう一方(下座)の対局者が先手。
聞かれること答え
何を振るか上座にすわる対局者の歩5枚。
歩が多く出たら上座の対局者が先手。
と金が多く出たらもう一方(下座)の対局者が先手。
立った駒・重なった駒数えない。残った駒だけで決める。
歩ととが同じ数もう一度振り直す。

持ち時間と秒読みのしくみ

数え方しくみと、使われる場面
ストップウォッチ方式使った時間から1分未満を切り捨てる。残り1分でも、1分未満で指し続ければ持ち時間はなくならない。
チェスクロック方式対局時計で秒まで数える。持ち時間を使い切ると1分将棋・30秒将棋などに移る。順位戦のB級2組以下は2016年からこの方式。
フィッシャー方式1手指すたびに、決められた時間が持ち時間に足される。ABEMAトーナメントやネット将棋で使う。
切れ負け持ち時間を使い切った時点で負け。アマチュアの早指しや練習対局で使う。
タイトル戦持ち時間(番勝負・2026年8月時点)
竜王戦8時間・2日制
名人戦9時間・2日制
叡王戦4時間・1日制
王位戦8時間・2日制
王座戦5時間・1日制
棋王戦4時間・1日制
王将戦8時間・2日制
棋聖戦4時間・1日制
聞かれること答え
秒読みは何秒か棋戦によってちがう。1分の棋戦と30秒の棋戦がある。記録係が数え、10まで読まれると負け。
2日制の1日目の終わりは封じ手。図面に次の一手を矢印で書いて封筒に入れ、封をして2日目に開ける。

時間切れと遅刻

場面どうなるか
持ち時間と秒読みの中で指せなかった時間切れ。反則負けになる。将棋の反則13種
終局のあとに「時間切れだった」と言う認められない。
1時間未満の遅刻遅刻した時間の3倍を持ち時間から引く。40分の遅刻なら120分。
1時間の遅刻不戦敗。
食事休憩の時間消費時間には入らない。

投了で対局が終わる

①ここで投了することが多い
黄色のマスへ金を打たれると詰み。受ける手が無いときは、ここで「負けました」と言う。
②詰んだ形
黄色の金は銀が守っているので取れない。玉の逃げ道も無い=詰み。
聞かれること答え
投了とは自分の負けを認めて対局を終わらせること。「負けました」と言う。
対局が終わるのは詰み、または相手の投了。入玉や反則でも終わる。
玉を取るまで指すかふつうは詰む前に投了して終わる。玉は取らない。
投了したあとに相手の反則が見つかったら原則として反則をした側の負け。ただし主催者が投了を優先すると決めている場合と、次の対局が始まったあとに分かった場合は、終局したときの勝ち負けが残る。
詰みの形は詰将棋で練習できます。
無勝負で終わる形は千日手入玉と持将棋にまとめてあります。

感想戦

聞かれること答え
感想戦とは終わった将棋を二人で並べ直し、ほかの指し方や負けた原因を調べること。
いつやるか投了した直後。プロの対局ではそのまま始めるのがふつう。
いつ終わるか負けた側が納得するまで。負けた側の「ありがとうございました」で終わる。
勝った側から打ち切るか打ち切らない。終わりを決めるのは負けた側。
かならずやるか対局規則に感想戦の決まりはない。

対局の流れの確認クイズ5問

Q1. 振り駒で歩が3枚・と金が2枚出ました。先手になるのはどちらですか?
正解は「上座の対局者」。振るのは上座にすわる対局者の歩5枚で、歩が多く出たら上座の対局者、と金が多く出たらもう一方(下座)の対局者が先手です。
Q2. 振り駒で駒が立ってしまいました。どうしますか?
正解は「数えないで、残りの駒で決める」。重なった駒も同じ扱いです。歩ととが同じ数になったときは、もう一度振り直します。
Q3. ストップウォッチ方式では、1分未満の考慮時間はどうなりますか?
正解は「切り捨てになる」。1分未満を切り捨てるので、残り1分になっても1分未満で指し続ければ持ち時間を使い切りません。これが1分将棋です。
Q4. 対局が終わるのはどんなときですか?
正解は「詰み、または相手の投了のとき」。入玉や反則でも終わります。玉は取りません。
Q5. 持ち時間を使い切ったあと、秒読みがある対局ではどうなりますか?
正解は「決められた秒数の中で指し続ければ負けにならない」。使い切った時点で負けになるのは切れ負けの対局です。

対局の流れのよくある質問

将棋の対局はどんな順番で進みますか?

「お願いします」の挨拶、振り駒で先手と後手を決める、先手から交互に指す、負けが決まった側が「負けました」と言って投了する、感想戦、「ありがとうございました」の挨拶、の順です。

振り駒はどうやって先手を決めますか?

上座にすわる対局者の歩5枚を振り、歩の面が多く出たら上座の対局者が先手、と金の面が多く出たらもう一方(下座)の対局者が先手です。立った駒と重なった駒は数えず、残りの駒で決めます。歩ととが同じ数のときは、もう一度振り直します。

持ち時間を使い切ったらすぐ負けですか?

秒読みがある対局では、決められた秒数の中で指し続ければ負けにはなりません。秒読みの秒数は棋戦によってちがい、1分の棋戦と30秒の棋戦があります。1分未満の考慮を切り捨てる棋戦では、残り1分になっても1分未満で指せば持ち時間はなくなりません。使い切った時点で負けになるのは切れ負けの対局です。

プロのタイトル戦の持ち時間は何時間ですか?

2026年8月時点の番勝負では、名人戦が9時間の2日制で最も長く、竜王戦・王位戦・王将戦が8時間の2日制、王座戦が5時間の1日制、叡王戦・棋王戦・棋聖戦が4時間の1日制です。

対局に遅刻したらどうなりますか?

1時間未満の遅刻なら、遅刻した時間の3倍を持ち時間から引かれます。40分の遅刻なら120分減ります。1時間の遅刻で不戦敗です。

投了は何と言えばいいですか?

「負けました」と言います。負けた側が自分で負けを認めて宣言するのが将棋の作法です。対局は詰み、または相手の投了によって終わります。

感想戦はかならずやるものですか?

対局規則に感想戦の決まりはありません。プロの対局では投了した直後にそのまま始めます。負けた側が納得するまで続き、勝った側から打ち切ることはありません。負けた側の「ありがとうございました」で終わります。

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