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ページトップ銀冠穴熊の組み方組み途中に急戦で攻められたら後手番で指すとき狙われやすい場所と守り方銀冠穴熊を崩す手筋実戦で流れを確認するよくある質問

銀冠穴熊の組み方15手と受け方・崩し方

公開日:2026年8月16日|最終更新:2026年9月26日

銀冠穴熊は、銀冠の厚みを残したまま玉を隅へ潜らせ、上と端の両方を固める囲いです。組み終えるまでに時間がかかり途中で動かれやすいものの、完成すると崩れにくく、振り飛車との持久戦で力を出します。

メリット

  • 端攻めに強い:伸ばした歩と上がった銀が、端から来る攻めを止める。
  • 上からの攻めに厚い:金の上に銀が乗り、上から押さえ込まれにくい。

デメリット

  • 完成までが長い:組み終えるまでに、相手に先に動かれやすい。
  • 銀の頭を歩で狙われる:玉頭の歩を突かれると、上にいる銀が歩で攻められやすい。
  • 桂で両取りを狙われる:角の筋を通したまま組むと、跳ねた桂に角と銀を両取りされやすい。

使いどころ:こちらが居飛車、相手が振り飛車で、互いにじっくり囲い合うとき。

陣営:居飛車/系統:穴熊系/組む手数:15手

9項目の評価基準(100点満点・5点きざみ)
  • 横の耐久力:横からの攻め(飛車)にどれだけ耐えるか
  • 斜めの耐久力:斜めのラインを使う攻め(角)にどれだけ耐えるか
  • 上部の耐久力:玉の頭(上)からの攻めにどれだけ耐えるか
  • 端の耐久力:端からの攻めにどれだけ耐えるか
  • 玉の広さ:玉の逃げ道がどれだけ多いか
  • 玉の遠さ:玉が戦いの場からどれだけ離れているか
  • 囲いやすさ:少ない手数で、迷わず組めるか
  • 陣形バランス:守りに駒を使いすぎず、攻めに回す駒が残るか
  • 進展性:そこから別の形へどれだけ発展できるか

90〜100=全囲いでトップクラス/70〜89=強い/50〜69=ふつう/30〜49=弱め/0〜29=はっきりした弱点。

銀冠穴熊の組み方

最短15手の組み方

銀冠の形を作ってから香を上げて玉を隅に入れ、最後に金を寄せる。穴熊に組んでから銀冠に変える順もある。

型の違いと選び方

銀冠穴熊を使う場面

自分相手銀冠穴熊
居飛車振り飛車使う。三間飛車・四間飛車を相手に、互いにじっくり囲い合う時に組みます。相手が早く動く時は、先に銀冠の形で受けておきます。
居飛車居飛車主に使わない。振り飛車を相手に組む居飛車穴熊の仲間です。
振り飛車居飛車使わない。居飛車の側が組む囲いです。振り飛車の側は銀冠や振り飛車穴熊に組みます。
振り飛車振り飛車主に使わない。居飛車で振り飛車を相手にする時の囲いです。
銀冠からと松尾流からのちがい(盤で見る)

銀冠から組んだ形

松尾流から組んだ形

組み途中に急戦で攻められたら

潜る前に玉頭を攻められたら、角をかわして玉を下げる

銀冠から穴熊へ組み替える途中、歩の交換から桂で攻められた場面。角を逃がして玉を一つ下げ、その後は歩を打って桂を取りに行く。

隅に入った直後に攻められたら、角を前に出して受ける

玉を隅に入れた直後、歩の交換から桂に跳ねられた場面。角は桂の前へ出して受け、玉から遠い方へはかわさない。

中飛車に銀を追われたら、引いた間に金を寄せて囲いを仕上げる

歩で銀を追われたら、銀を一つ引いてかわす。その間に金を二枚寄せて囲いを仕上げる。

後手番で指すとき

右の銀で攻めて角を成り込み、銀を打って相手玉を端へ追った対局

玉を隅に入れて金を二枚寄せ、銀冠穴熊を組む。銀を出て角を成り込み、歩と香で金銀をはがし、銀を打って玉を端へ追うと相手が投了する。

狙われやすい場所と守り方

竜で金を狙われても受けずにと金で金を取る

相手の飛車が成り込み、囲いの金を狙ってきた。受けずにと金で相手の囲いの金を取り、角の睨みには角を打って受ける。

香で銀を狙われたら王手をかけてから歩で止める

香を打たれて囲いの銀を狙われた。銀を打って王手をかけ、金と交換してから歩を打って香を止め、そのまま相手玉を攻める。

銀冠穴熊を崩す手筋

端を受けて隅に入った相手に、玉頭戦で仕掛ける順を比べる

後手が端を受けて飛車を浮き、玉を隅に入れた場面。一歩を持って玉頭を突く順と、飛車を下段から回す順、石田流に組む順を比べる。

桂で仕掛けた後は、金も前に出して攻めに加える

三間飛車から玉頭に桂を跳ねた後の場面。金を上げて端の歩も突き、金まで攻めに使う。

穴熊が完成したら、角を引き直して攻めに使う

右四間飛車の相手が穴熊を完成させた場面。角を下段へ引いて斜めの筋を通し、歩と桂で攻める。

突いた歩を取られたら、桂を打って攻めをつなぐ

端を破った後、突いた歩を歩で取られた場面。取った歩の先に桂を打ち、角で取られたら飛車を成り込む。

金を歩で浮かせてから、薄くなった玉頭を突く

相手の金が前に出て飛車を圧迫してきた場面。歩と桂で飛車を追い返し、歩を打って守りの金を浮かせてから、玉頭の歩を突く。

角道を通したまま組む銀冠穴熊には、中央の歩と飛車で攻める

振り飛車から、飛車を中央へ戻して桂を跳ねた場面。中央と隣の筋の歩を突いてから飛車を切り込み、角と桂を働かせる。

実戦で流れを確認する

四間飛車を相手に組み上げ、飛車を走ってと金で角を取った対局

金を二枚寄せて銀冠穴熊を組み、歩を突き捨てて飛車を走る。と金で角を取り、最後は角を打って王手をかけ、相手が投了する。

玉を隅に入れて組み、最後は金を打って詰ませた対局

玉を隅まで入れて金を寄せ、銀冠穴熊を組む。桂を跳ねて攻めかかり、最後は相手玉の近くに金を打って詰ませる。

関連する囲いと戦法

居飛車銀冠・ビッグ4・居飛車穴熊・松尾流穴熊・銀冠・振り飛車穴熊・金矢倉・金無双・居飛車穴熊(戦法)・三間飛車・四間飛車

よくある質問

銀冠穴熊は何手で組めますか?

自分の手だけで数えると、はじめから15手で組めます。 → 組み方(15手)

組む途中で振り飛車に速く動かれたら?

穴熊に潜るのを後回しにして銀冠の形で受け、戦いが落ち着いてから玉を隅に入れます。 → 組み途中に急戦で攻められたら

銀冠穴熊の弱点は?

完成までの手数が多いことと、金の上に乗せた銀を上から狙われる筋です。 → 香で銀を狙われたら

居飛車穴熊や松尾流とどこが違う?

歩を伸ばして金の上に銀を乗せてあるので、端と上からの攻めにいっそう強い形です。 → 型の違いと選び方

銀冠穴熊はどう崩せばよいか?

組み終える前に玉頭の歩と桂で仕掛けるか、歩で守りの金を浮かせてから玉頭と端を攻めます。 → 崩す手筋

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