公開日:2026年8月16日|最終更新:2026年10月2日
矢倉は、角の道を止めて金銀で玉を囲う矢倉囲いに組み、右の銀を前に出して攻める居飛車同士の戦法です。囲い終わるまでの手数が多いので組み途中の急戦に用心が要りますが、組めば上からの攻めに強く、棒銀や雀刺しなどの攻め方を選んで戦えます。
使いどころ:相手も居飛車で、互いに囲い合ってから攻め合いたいとき。
角の道を止め、金を先に上がり玉を囲いの手前に置いて急戦に備える。角を引いてから右の銀を出し、角を上がって最後に玉を奥へ入れる。
組み途中に相手が桂を跳ねて速攻を見せたら、角を引いてから上がり、飛車先を角で守る。桂が跳ねてきたら、銀を上がって受ける。
角を換えて持ち合う形では、打ち込む前に銀の前の歩を突き捨てる。角を打って飛車を追い、突き捨てた所の歩を角で取って成り、馬を作る。
右の銀を前に出して歩をぶつけ、銀を換えて角で取り返す。銀を打って攻め、攻めてきた銀を歩で取ると相手が投了する。
相手の玉が囲いに入りきる前に、飛車先の銀の横の歩をぶつけて銀を前に出す。銀を歩で追われたら、逃げずに飛車先の歩を突き出して銀を進める。
棒銀の銀を端に出して相手に端の歩を突かせ、銀は一つ引いておく。相手が別の所を指したら端の歩を突いて、次の端攻めが受からない形にする。
端の香を進めて桂を跳ねたら、相手の受け方を見て攻めを続ける。銀で受けられたら香を進めて成り捨て、歩を打って端を攻める。
飛車・角・桂・香を端に集めた雀刺しで、相手が中央の歩を突いたら、端に桂を成り捨てる。歩を突いて銀を呼び、香と飛車で取って端を破る。
端に歩を打たれたら、飛車を引いて駒得を生かす。
角を換えた後に角を打たれて馬を作られそうなら、端の歩を突いて動く。香を換えてきたら銀で取って進み、歩で受けてきたら別の筋の歩も突く。
相手が桂を跳ねて攻めを受け止めたら、すぐ桂をぶつけず、相手の角の前の歩を突いて角をどかす。こちらの角を中央へ上げてから端の歩を突く。
棒銀の無い形を見て相手が端の歩を突いてきたら、守りの銀を前に出して歩をぶつける。銀を飛車先へ回してから端の歩を突いて攻める。
端に出た飛車が引けなくなったら、端に歩を打って角を切る。玉の近くの筋の歩を突き、香を二枚重ねてその筋をねらう。
右四間飛車の攻めで金と角を銀で両取りされたら、金を前に上がって逃げる。銀が成り込んできたら飛車で取り、金に飛車のひもを付ける。
雀刺しで端に桂を捨てられたら、銀で取り、続けて突かれた歩も銀で取る。端で飛車に出られたら、香を打って飛車を狙う。
銀を逃げると、歩を突かれて銀を取られる。
玉の頭の歩に相手の歩を突かれたら、取らずに隣の筋の歩を突いて銀に当てる。歩を取り込まれたら金で取り、歩を打って位を固める。
すぐ歩で取ると、銀で取り返されて前に出られる。
歩を換えた後に角を打ち込まれたら、銀を引いて守り、馬を作られたら金を引く。馬が下に来たら、空いた所に角を打って逃げ道をふさぐ。
金を横に寄ると、馬に逃げられる。
玉の頭に桂を打たれたら歩で取り、取り返されて歩の拠点を作られたら、銀で取って消す。銀は渡しても、玉の頭の拠点を消す。
囲いの金に銀を打たれて角を切る攻めを狙われたら、金を打って足し、銀と金を取り替える。持ち駒に金がある時に、まず考える受け方。
矢倉の相手が角を引いて使おうとした瞬間に、桂を跳ねて矢倉の銀に当てる。銀が引いたら飛車の前の歩を伸ばし、と金を作って矢倉を崩す。
矢倉の相手が銀を寄せて守りを固めたら、その筋の歩を先に突き捨て、薄くなった端に歩を打つ。桂で取られたら香を走って端を破る。
歩を金で取られたら銀を打って当てる。角の頭に歩を打たれたら角を一度前に出して銀に取らせ、打った銀で金を取る。
雁木で、矢倉の相手の右の銀が守りから離れた瞬間に歩をぶつけ、桂を跳ねて銀に当てる。桂を取りに来られても守らず、銀を前に出して攻め続ける。
嬉野流で、矢倉の相手が歩を突いて銀の出を止めにきたら、先に歩を突き捨てて、銀を前に出す。玉が囲いの外にいるうちに飛車先で銀を換える。
雁木右玉で、矢倉の相手が玉を奥へ入れて角の筋に入ったら、角の前の歩を突いて角の道を通す。銀の前の歩をぶつけて桂を跳ね、矢倉の銀に当てる。
歩を打って成り込み、相手の桂を取る。飛車先から歩と桂で攻め、と金で玉を追って銀を打つと、相手が投了する。
右の銀を出して桂を跳ね、歩をぶつけて銀を換える。銀を打ち込んでから歩で角を取り、角を打つと相手が投了する。
相手の攻めを受けつつ、歩で銀を取って成り込み、金を取る。銀や桂を打って王手をかけ、最後は馬で玉を詰ませる。
相居飛車で、金銀で玉を囲う矢倉囲いに組んで戦う指し方のことで、両方が矢倉に組めば相矢倉と呼びます。 → 矢倉の指し方の基本
矢倉囲いは玉を囲う駒の形のことで、矢倉戦法はその囲いに組んで戦う指し方のことです。 → 矢倉の型の違い
このページの組み方は、自分の手だけで16手です。 → 最短16手の組み方
最も多く指される金矢倉のほかに、玉の周りが広い土居矢倉や、一手早く囲える早囲いがあります。 → 金矢倉・土居矢倉・早囲いの違い
銀を前に出す棒銀と、端に飛車・角・桂・香を集める雀刺しが代表的な攻め方です。 → 仕掛けと攻め方
横からの飛車の攻めに弱いことと、端に香と飛車を集める雀刺しで狙われやすいことです。 → 狙われやすい所と受け方
右四間飛車や雁木で、矢倉の角や銀が動いた瞬間に桂を跳ねて銀に当てる手があります。 → 矢倉への対策