目次
ページトップ四間飛車の指し方の基本序盤で相手に対策されたら後手番で指すとき仕掛けと攻め方(狙い筋)狙われやすい所と受け方四間飛車への対策(受ける側の立場)鷺宮定跡早仕掛け右四間飛車エルモ囲いの急戦富沢キック実戦で流れを確認するよくある質問

四間飛車の指し方と対策|基本11手と急戦の受け方

公開日:2026年8月16日|最終更新:2026年9月26日

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振り飛車の名前は、飛車を振る筋を自分から見て左の端から数えた呼び方で、四間飛車はその四間目に飛車を置く形です。先手でも後手でも、自分の側から数えて同じ呼び方をします。

四間飛車は、角の道を止めて飛車を左側へ振り、玉を美濃囲いに入れてから相手の攻めを待つ振り飛車です。急戦には堅い美濃で受けて反撃できますが、居飛車穴熊には組み上がる前に動く工夫が要ります。

メリット

  • 左右の釣り合いが良い:金銀3枚で玉を囲い、左の銀で反対側も守れる。
  • 急戦を受け止めやすい:棒銀などの急戦は、美濃に囲ってから受けて反撃できる。

デメリット

  • 受け身になりやすい:相手の攻めを待つ形なので、自分からは動きにくい。
  • 居飛車穴熊に手を焼く:穴熊に組まれると堅さで負けやすく、組む前に動く工夫が要る。
  • 角の頭を狙われる:急戦では角の頭を攻められるので、銀で支える。

使いどころ:こちらが振り飛車、相手が居飛車で、急戦にも持久戦にも同じ形で備えたいとき。

陣営:振り飛車/組む手数:11手

項目点数
破壊力55
仕掛けの速さ45
意外性20
覚えやすさ90
汎用性95
持久力85
対急戦耐性90
構想の自由度75
発展性90
9項目の説明

四間飛車は、汎用性と対急戦耐性が最も高く、覚えやすさも上位の戦法です。

駒組みの手順が決まっているので覚えやすく、相手がどの戦法でも同じ形から入れます。

美濃囲いが横からの攻めに強いため、早い仕掛け(急戦)を受け止める力も高くなります。

弱いのは破壊力と仕掛けの速さです。自分から先に攻める形ではなく、相手の仕掛けを受けてから反撃に移る作りだからです。

発展性は90です。藤井システムや角交換四間飛車など、角道を止めた歩の筋に飛車を振る同じ出だしから別の戦い方へ進めます。

四間飛車の指し方の基本

最短11手の組み方

角道を止めた後で飛車を振り、玉を右へ運んで美濃囲いに組む。

美濃囲いの型の違い

四間飛車を使う場面

自分相手四間飛車
振り飛車居飛車使う。急戦には美濃囲いで受けてから反撃します。居飛車穴熊には、組み上がる前に動く藤井システムなどで戦います。
振り飛車振り飛車形を変えて使う。相振り飛車では玉を矢倉や金無双に囲い、飛車先の歩を早めに換えて戦います。
居飛車振り飛車使わない。四間飛車は飛車を振る側の戦法です。相手の四間飛車には、棒銀などの急戦か居飛車穴熊で戦います(四間飛車への対策)。
居飛車居飛車使わない。居飛車同士では飛車を左へ振らないので、四間飛車は出てきません。飛車を右側で使う右四間飛車は居飛車の戦法です。

序盤で相手に対策されたら

原始棒銀に歩を突かれたら、角をぶつけて反撃

玉を囲い終える前に棒銀が歩を突いてきたら、角道を止めていた歩を突いて角をぶつける。飛車と角が一度に働き、飛車が敵陣に成り込む。

居玉で急戦を見せられたら、玉を右へ移す

居玉のまま相手に急戦の構えを見せられたら、玉を右へ移して戦場から離す。飛車は攻められる筋へ回して迎え撃つ。

居玉で角交換を迫られたら、銀を上げて受ける

居玉のまま歩を突かれて角の交換を迫られたら、銀を上げて受ける。取り込んできた歩の後ろへ桂を跳ねると、角と銀の両取りになる。

後手番で指すとき

藤井システム:囲う前の仕掛けは、銀で歩を押さえる

玉を囲う前に銀の筋の歩を突かれたら、取ってから銀を上げて押さえる。相手に飛車の前の歩を換えられても金で受け、歩を打って一歩得を保つ。

早仕掛けで玉を寄られたら、桂で玉の頭を攻める

相手が玉を横へ寄ったら、桂を打って玉の頭を攻める。銀で受けられたら桂を跳ね、角を打って飛車と金を同時に狙う。

藤井システム:飛車を回されたら、角で香を取る

相手が飛車を回して金を狙ってきたら、歩を打って受ける。角を交換して金と銀も交換したら、角を打って飛車と香を狙い、香を取って馬を作る。

玉頭位取りに飛車を引かれたら、中央に歩を合わせる

相手が飛車を引いたら、角をさばくために中央の歩に歩を打って合わせる。歩で取られたら角で取り返し、香を狙う。

中央の位取りに焦点の歩を打たれたら、角で取る

飛車と角が利く所に歩を打たれたら、飛車ではなく角で取る。馬を作られても銀で桂を取り、馬に角を当てて交換を迫る。

藤井システム:穴熊に潜る前に、銀で攻め込む

相手が角を引いたら、歩を突いて銀を中央へ出し、桂を取られても前へ進める。銀を取られたら歩で取り返し、金の頭の歩を突いて追撃する。

居飛車穴熊に、中央の歩と端の桂で攻めて勝った対局

中央と端の歩を突き、桂を跳ねてから銀を前に出す。飛車で歩を取り、端に歩と香を打ち竜も作って穴熊を崩し、角打ちで差が縮んでも勝ち切った。

仕掛けと攻め方(狙い筋)

相振りで振る筋の歩を先に伸ばされたら、角を換えて打つ

相手が角道を開けたまま、飛車を振る筋の歩を先に伸ばしてから振ってきたら、角を交換し、打ち直した角で相手の陣地を狙う。

棒銀と大駒を交換したら、角を打って駒得する

飛車と角を交換し合ったら、打った角で端の香と桂を狙う。相手に飛車を打たれたら、馬で追い返して攻め続ける。

斜め棒銀に銀を取られたら、角を先に切って飛車を取る

飛車で銀を取られても、角を交換すると王手になる形なら、先に角を切り、その後で飛車を取る。

藤井システム:香を上がった瞬間に仕掛ける

相手が香を上げて穴熊に入る直前に、桂の頭の歩を捨てて桂を跳ね、中央の歩も突く。角が相手の玉をにらみ、受けにくい。

組み上がった形:穴熊に潜った瞬間に角道の歩を突く

相手の玉が穴熊に入り、ふたの銀がまだ来ていない瞬間に角道を止めていた歩を突く。角を交換し、打ち直した角で二つの駒を狙う。

舟囲いの端に歩を連打し、角で飛車と香を両取り

歩を二枚持ったら端の歩を突き捨て、続けて歩を打って香を上へつり上げる。最後に角を打って飛車と香を同時に狙う。

左美濃の玉頭へ、飛車を切って金で迫る

飛車の頭を歩で止められたら、飛車で歩を取って切る。取り返されたら、金を相手の玉の頭へ進めて寄せる。

狙われやすい所と受け方

棒銀に攻められたら、飛車を回して銀を止める

棒銀が角の頭を狙ってきたら、銀で角を支え、歩を突かれた筋へ飛車を回す。角で歩を取ったり飛車を逃げたりすると、飛車で銀を取られる。

斜め棒銀に歩を突かれたら、飛車を回して角をぶつける

中央の銀と歩で攻められたら、その筋へ飛車を回す。相手が飛車を回してきたら、角道を止めていた歩を突いて角を交換させる。

飛車を交換して桂を跳ね、相手が竜を自陣に引いたら、端の歩を突いて攻める。

右四間飛車に桂で角を追われたら、角を斜め前へ

右四間飛車の桂に角を追われたら、角を斜め前へ逃がす。続けて歩を突かれたら銀で取り、駒をさばき合う。

相手が角を成り込んだら、歩を伸ばして銀を打ち込み、と金を作って攻める。

左美濃で攻めてきたら、受けてから玉頭を突く

攻めてきた筋を飛車で受け、角を引いてから相手の玉の頭の歩を突く。歩を飛車で取ると、角を成られて飛車を取られる。

中央の銀で急戦に来られたら、左の銀を玉頭へ

相手が中央の銀で急戦に来たら、左の銀を相手の玉の頭へ進めて歩を取る。攻めてきた筋では歩を突き捨て、角をさばく。

四間飛車への対策(受ける側の立場)

棒銀:右の銀を前へ出して、角の頭を攻める

右の銀を斜め前へ繰り出し、歩を突いてから飛車を回して角の頭を狙う。相手も飛車を回して受けてくる。

歩を続けて突いたり打ったりして相手の金を下がらせ、相手の銀が出てきたら、角を敵陣に成り込んで馬を作る。

鷺宮定跡:角をぶつけられたら、交換して打ち込む

飛車を回した所で相手が歩を突いて角をぶつけてきたら、角を交換して相手の陣地に角を打つ。

早仕掛け:中央の歩を突かれたら、すぐ歩をぶつける

相手が中央の歩を突いた瞬間に歩をぶつけ、桂を跳ねて攻めに加える。先に桂を跳ねると、相手は銀を引いて守りを固め、駒組みが続く。

右四間飛車:角を引かせたら、歩を突いて仕掛ける

桂を跳ねて相手の角を引かせたら、歩を突いて仕掛ける。歩を取られたら、相手の飛車が外れた所へ銀を中央へ進める。

エルモ囲いの急戦:先に歩を捨て、銀はその後で出る

エルモ囲いに組んだら、先に歩を捨てておき、その後で銀を出る。いきなり銀を出ると、歩を突かれて角を交換し、銀は元の方へ引き戻す。

富沢キック:歩を捨て、桂を跳ねて飛車先を破る

歩を捨ててから桂を跳ねて攻めかかり、そのあとで飛車先から攻める。

実戦で流れを確認する

居飛車に角を交換された後、中央から攻めて詰ませた対局

角を交換された後、角を打ち直して中央の歩を突き、銀を前に出す。と金で金を取り、金と銀を打って王手を続けて詰ませる。

相振り飛車で、端の歩と香で攻めて勝った対局

相手が三間飛車で歩を交換したら、歩を打って受ける。端の歩をぶつけて香と角を使い、角と桂を成り込んで攻め、相手が投了する。

関連する囲いと戦法

美濃囲い・片美濃・高美濃・銀冠・金無双・藤井システム・角交換四間飛車・右四間飛車・向かい飛車・三間飛車

よくある質問

四間飛車とは何ですか?

角の道を止めて飛車を左側へ振り、玉を美濃囲いに囲う振り飛車の戦法です。 → 指し方の基本

四間飛車は何手で組めますか?

このページの組み方は、自分の手だけで11手です。 → 最短11手の組み方

四間飛車にはどの囲いが合いますか?

美濃囲いが基本で、片美濃・高美濃・銀冠にも組めます。 → 美濃囲いの型の違い

棒銀で攻めてこられたら、どう受けますか?

銀で角の頭を支え、歩を突かれた筋へ飛車を回して受けます。 → 棒銀の受け方

居飛車穴熊にはどう戦えばいいですか?

穴熊に入る直前や入った瞬間に、歩を突いて仕掛けます。 → 穴熊に入る前の仕掛け

四間飛車は相振り飛車でも使えますか?

相振りでも使え、角道を開けたまま振る筋の歩を先に伸ばされたら、角を換えて打つ攻めがあります。 → 相振り飛車の攻め方

居飛車から四間飛車を攻めるにはどうしますか?

棒銀・鷺宮定跡・早仕掛け・右四間飛車などで、角の頭や玉の近くを狙います。 → 四間飛車への対策

四間飛車は初心者に向いていますか?

組む手順が決まっていて覚えやすいですが、待つ戦い方なので受け方も一緒に覚えます。 → 狙われやすい所と受け方

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