公開日:2026年8月16日|最終更新:2026年10月1日
相掛かりは、先手も後手も角道を止めたまま飛車の前の歩を突き進め、その歩をぶつけて換え合う居飛車同士の戦法です。金で角の頭を守ってから動くので形を決めずに進められ、飛車の引き場所や銀の使い方を相手を見て選べます。
使いどころ:居飛車同士で、相手の形を見ながら飛車の前の歩を換え、先に動きたいとき。
相掛かりの9項目で、いちばん高いのは構想の自由度の85です。
破壊力65/仕掛けの速さ70/意外性25/覚えやすさ50/汎用性70/持久力65/対急戦耐性60/構想の自由度85/発展性80(各100点満点)。
発展性は80です。飛車を引く場所や銀の使い方で、いくつもの形に分かれます。
弱いのは意外性です。昔から指されてきた形で、相手も知っています。
飛車の前の歩を二つ突き、相手の飛車先の歩が伸びてきたら、角の頭を金で守る。角道は開けない。
相手が角の頭を守らずに飛車先の歩を換えてきたら、こちらも歩を合わせ、取り返さずに歩を打つ。角を取り返されても、角を打って敵陣を狙える。
銀を上がって横歩を取らせ、角を上がって飛車の戻り道を止める。角を換えて桂を跳ね、角を打ってから金を上がって飛車を捕まえる。
角を出て相手の銀を取る。飛車を成り込まれても、飛車で中央の歩を取り、桂を跳ね込んで竜を作り、銀を打って攻めると相手が投了する。
飛車を下まで引いて銀を前へ出したら、飛車先の歩を合わせ、取られたら銀で取り返す。歩を打って受けられても、銀を捨てて飛車を成り込む。
こちらが金で角の頭を守った後、相手が金を上げずに銀を上がったら、すぐ飛車先の歩を突いて相手の角の頭を攻める。
居玉の相手が早く角道の歩を突いたら、飛車先の歩を合わせて交換する。歩を打って受けられたら、角道の歩を飛車で取る。
相手が玉を寄せて受けたら、相手が歩を打って受けたい所へ先に歩を打つ。金を引いて受けられたら、桂を跳ねて攻めをつなぐ。
ひねり飛車で玉を右へ寄せたら、手持ちの歩を生かし、飛車の隣の歩を突き捨てて歩を打つ。銀で取られても逃げられても、飛車の前の歩を突く。
浮き飛車から右の銀を斜めに出す中原流は、銀を出る前に歩を突き捨てる。相手の角が出たら、金を寄せてから歩を打ち、相手の陣を窮屈にする。
横歩を取られた後、相手が角道を開けたら、飛車で角を取って成り込む。銀で取られたら角を打ち、その銀と香を同時に狙う。
相手が歩を突いて取らせ、先に攻める構えを見せたら、飛車先の歩を換えてからその歩を飛車で取る。取った後は、飛車を横へ動かして元の筋へ戻す。
相手が金を寄せずに銀を前へ出してきたら、飛車先の歩を合わせて交換する。歩を取りに来た銀には、角を換えて打ち直す。
跳ねた桂の頭の歩を突かれたら、歩で取らずに銀を上がって守る。歩で取ると、桂の前に歩を打たれて、跳ねた桂が重荷になる。
相手が飛車を横へ回して角道の歩を狙ってきたら、角を換えてから銀を上がって受ける。金で受けると、角を上がられて桂の頭を攻められる。
飛車が横へ動いた後に香取りの角を打ち込まれたら、飛車を切ってから金を打ち、角の逃げ道をふさぐ。香を逃げても、角に成り込まれる。
相手の桂が跳ねて来られる形で飛車の頭に歩を打たれたら、銀でなく飛車で取る。続けて打たれても飛車で取り、王手飛車の角には飛車を打つ。
銀で取って桂に跳ねられた後、玉を寄せて受けても、角を換えて打ち直されると守りが崩れる。
角道を開けない相手の棒銀に角の頭を破られそうなら、伸ばした歩をもう一つ突く。歩で取られたら、角を出て飛車を狙う。
相手の棒銀が飛車先の前まで出てきたら、飛車先の歩を換えて浮き飛車にし、横の利きで歩を守る。角道を開けられたら、角を換えて銀を上がる。
飛車先の歩を換えて桂を跳ね、歩を打って桂を成り込む。玉を逃がしながら金と銀を打ち、相手の玉を詰ませる。
銀を腰掛けて桂を跳ね、角を打って交換する。もう一度角を打ち込んで馬を作り、銀を取って相手が投了する。
歩を打って飛車で歩を取り、横へ回ってもう一つ歩を取る。端の歩を突き合い、香で歩を取ったところで相手が投了する。
お互いに角道を開けずに飛車の前の歩を伸ばし、角の頭を金で守ってから歩を交換し合う、居飛車同士の戦法です。 → 指し方の基本
このページの基本図までは、自分の手だけで3手です。 → 最短3手の組み方
近年は交換を後回しにして右の銀を上がり、相手の形を見てから飛車の位置と交換の時機を決める指し方が増えています。 → 交換を後回しにした形で歩を合わせる
浮き飛車は横に利いて歩を守りやすく、引き飛車は飛車の前を空けて銀を出して攻めるのに向いています。 → 引き飛車の棒銀
飛車を下まで引いて銀を前へ出し、飛車先の歩を合わせて銀で取り返し、角の頭を破ります。 → 引き飛車の棒銀
角道を開けない棒銀には伸ばした歩をもう一つ突いて反撃し、銀が成り込んできたら角をかわして受けます。 → 相手の棒銀の受け
玉を中央に置く中住まいがよく使われ、少ない手数で組めて、玉が左右のどちらへも動きやすい形です。 → 中住まいの形で歩を合わせる
相掛かりから飛車を左へ回し、玉を美濃に囲って、手持ちの歩を生かして攻める形です。 → ひねり飛車の攻め