目次
ページトップ高美濃の組み方組み途中に急戦で攻められたら後手番で指すとき高美濃を見送って別の囲いにする組んだ後の攻め方狙われやすい場所と守り方高美濃を崩す手筋実戦で流れを確認するよくある質問

高美濃の組み方と弱点・崩し方

公開日:2026年8月19日|最終更新:2026年9月26日

高美濃は、本美濃から金を一つ上げ、上からの攻めに厚くした囲いです。そのため、相手が居飛車穴熊などで持久戦にしてきたときに、本美濃から組み替えて使います。

メリット

  • 上からの攻めに強い:金が上がり、玉の上の守りが厚くなる。
  • 桂を攻めに使える:跳ねた右の桂が、歩と合わせて攻めに加わる。

デメリット

  • 横からの攻めが少し弱い:金が上に移ったので、下の段の守りが薄い。
  • 組み途中にすきができる:歩を突いて金を上げる途中に、角や桂で狙われやすい。
  • 端が薄くなる:桂を跳ねると、端を守る駒が減る。

使いどころ:相手が居飛車穴熊などで持久戦にしてきたとき、本美濃から組み替える。

組む手数:9手(桂を跳ねない形なら7手)

高美濃の組み方

最短10手の組み方

飛車を振り、玉と銀と金を寄せて本美濃にする。歩を2つ突いて金を一つ上げ、右の桂を跳ねれば完成。

型の違いと選び方

高美濃を使う場面

自分相手高美濃
振り飛車居飛車使う。相手が居飛車穴熊などで持久戦にしてきたら、本美濃から組み替えます。急戦の筋が残るうちは、相手の形を見てから金を上げます。
振り飛車振り飛車相手を見て使う。相振りでは金の前の歩が争点になりやすく、本美濃のまま先に攻める考え方もあります。三間飛車どうしでは玉を一つ手前に置く形も使われます。
居飛車振り飛車形を変えて使う。居飛車は左右反対の形で、左美濃から金を上げ、銀冠へ進める途中の形として組みます。
居飛車居飛車主に使わない。居飛車どうしでは、矢倉などで上を厚くします。
本美濃とのちがい(盤で見る)

本美濃=横に堅い

高美濃=上に厚い

やってみよう:高美濃を組む(全9手)

この囲いを使ってCPUと対局する

相手が固めて持久戦になったら、金を上げて右の桂も使う

相手が金を上げて守りを固め、長い戦いになったら、歩を突いて金を上げる。続けて右の桂を跳ね、歩の突き出しで攻める用意をする。

組み途中に急戦で攻められたら

組み途中に角を打ち込まれたら、角を打ち返す

銀を上がった直後に角を交換されて打ち込まれても、飛車と金を同時に狙う角を打ち返せば、相手の角を取りにいける。

後手番で指すとき

高美濃で桂を打ち込んで金を取り、寄せ切った一局

飛車先を突き捨てられて角を出られても、歩を突いて桂を交換する。その桂を打ち込んで金を取り、金と銀を打って攻め続けると相手が投了する。

高美濃を見送って別の囲いにする

相手が穴熊にもぐったら、位を取って銀冠にする

長い戦いになりそうなら、歩を突き出して位を取り、銀を引いて金とつなぐ。玉の頭の歩を突き、銀を上げて金を寄せれば銀冠。

相振りで相手が端に桂を跳ねてきたら、銀冠へ組み替える

相手が端に桂を跳ねて端攻めを狙ったら、玉の頭の歩を突いて銀を上げ、金を寄せて銀冠にする。

組んだ後の攻め方

すぐ歩を突いても取られるなら、先に桂を跳ねて使う

相手が左美濃のとき、すぐ金の前の歩を突くと歩で取られる。先に桂の跳ねる先の歩を突き捨てて桂を跳ね、それから突く。

歩を取られた後に角を切っても、桂で取り返されて攻めが止まる。

角が働かない瞬間に、中央の歩から銀を使う

相手の角が働いていない瞬間に、中央の歩を突いて銀を出る。続けて隣の歩も突き、銀と飛車でさばく。

飛車を取られても玉に遠いなら、端と桂の頭を攻める

飛車を取られても自分の玉に響かないなら、端の歩で香をつり上げ、桂の頭に歩を打って攻める。

堅い囲いを頼りに、飛車をぶつけて交換する

相手が金を上げて銀を守ったら、飛車をぶつけて交換する。囲いの堅さの差で、飛車を打ち込む攻めが残る。

狙われやすい場所と守り方

端の歩を突かれたら、取らずに歩を打って受ける

端の歩を突かれても取らず、先に取れる駒を取ってから歩を打って受ける。端の歩を取ると、歩の連打で香をつり上げられ、桂を打たれる。

竜で香を取っても、桂の王手で玉を端へ追われ、角と竜の攻めで金をはがされて受けが無くなる。

と金と竜に脇を狙われたら、金を引いて守る

と金と竜に金の脇を狙われたら、金を引いて守りの数をそろえる。銀を打って受けると、と金に入り込まれる。

歩を合わされたら、銀で取って角の筋を生かす

金の前の歩に歩を合わされたら、銀で取る。歩で取ると玉の斜めの歩を突かれ、角を成り込まれる。

角どうしが向かい合う相振りで歩をぶつけられたら、怖くても歩で取る

金の前の歩をぶつけられたら、怖くても歩で取る。角を成って攻め合うと、銀を交換した後に相手の桂が跳ねてくる。

端から王手をかけられたら、玉を端へ寄せてしのぐ

端から桂と角で王手をかけられたら、香で桂を取り玉を端へ寄せる。守りの金を渡さない限り詰まない。

玉の頭の歩を交換されたら、銀冠を急がず歩で受ける

玉の頭の歩を交換されたら、歩を打ち高美濃の形のままで受ける。銀を上げて銀冠を急ぐと、飛車を切られて攻め込まれる。

高美濃を崩す手筋

端攻めで歩を突き捨て、歩を打って香と玉を上げる

端の歩を突き捨てて歩を打ち、相手の駒を上げる。玉で取られたら香を走り、香で取られたら桂を跳ねて攻めを続ける。

コビン攻めで桂の頭の歩を突き捨て、歩を打って金をつり出す

桂の頭の歩を突き捨てて歩を打ち、上がった金をつり出す。金で取れば、角が相手の陣に成り込める。

歩を伸ばした高美濃は、十字飛車で金をはがす

玉の頭に歩を打って取らせてから、銀を出る。銀を捨てても、王手と金取りを同時にかけて金を取り返せる。

玉を歩でつり上げて、王手飛車で取り返す

玉の頭に歩を打って銀と玉を順に呼び、飛車を捨てる。角を打てば王手と飛車取りになり、飛車を取り返せる。

要の金を角で狙い、歩を垂らして成り込む

角を打って要の金を狙い、金がよけたら歩を垂らす。金で歩を取れば、角が成り込める。

金2枚に効く所へ銀を打って、守りをはがす

金2枚に同時に効く所へ銀を打つ。金で取れば角を打ち込み、成った馬で金を取りにいく。

底歩を打たれる前に、竜を切って飛車を打つ

香で玉を上へ出してから竜を切って金を取り、飛車を打って寄せる。

実戦で流れを確認する

高美濃を崩されないまま、中央から攻めて詰ました一局

角を交換してから高美濃に組み、中央の歩をぶつけて攻める。相手の銀が金に迫っても高美濃は崩れず、金と銀を打って先に相手の玉を詰ます。

高美濃から桂を跳ね、飛車で角を取って寄せた一局

高美濃を組んで右の桂を跳ね、飛車を走って角と交換する。角と桂を次々に打って攻め、金を打って相手の玉を詰ます。

穴熊を相手に馬を作り、端から穴熊を崩した一局

高美濃を組んで銀と角を交換し、打った角を成って馬を作る。馬と香と桂で端から穴熊を崩し、逃げた玉を桂で追って相手が投了する。

関連する囲い

本美濃(美濃囲い)・銀冠

よくある質問

高美濃は何手で組めますか?

飛車を振ってから9手、はじめから数えると10手で組めます。 → 組み方(10手)

高美濃と本美濃はどう違いますか?

金を一つ上に移したので上からの攻めには強く、代わりに横からの攻めには弱めです。 → 本美濃とのちがい

高美濃の弱点はどこですか?

横からの攻めと、桂を跳ねた後の桂の頭と端です。 → 狙われやすい場所と守り方

高美濃はどう崩しますか?

要の金を角や桂で動かすか、桂の頭や端を歩で攻めます。 → 崩す手筋

高美濃から銀冠にはどう組みますか?

玉の頭の歩を突き、銀を上げて金を寄せれば銀冠になります。 → 銀冠へ進める

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