公開日:2026年7月25日|最終更新:2026年8月20日
美濃囲いとは、振り飛車が玉を右側に囲うときの基本の形であり、片美濃・本美濃・高美濃・銀冠・木村美濃・ダイヤモンド美濃などをまとめてこう呼びます。
美濃囲いは、相手の飛車と自分の玉が反対側になるように、飛車から遠いほうへ玉を逃がしておくための囲いです。
将棋は、飛車をどちらに置くかで戦い方が4つに分かれます。どの形になったかで、使う囲いが変わります。下の図で見ていきます。
黄色は相手の飛車と自分の玉です。ふたつが盤の反対どうしにあります。相手の攻めがとどくまでに時間がかかるので、そのあいだにこちらから攻められます。これが美濃囲いのいちばん得な形です。
今度は逆に、相手の飛車が盤の反対側にいます。だから自分の玉も反対側へ囲います。これが左美濃です。形は美濃囲いを左右ひっくり返しただけで、考え方はまったく同じです。
この形になったら左美濃→居飛車銀冠と組みます。図の相手も美濃囲いに組んでいます。自分の左美濃と相手の美濃が、盤の上と下で向かい合っているのが分かります。
おたがいに飛車を振ると、相手の飛車が自分の玉と同じ筋に回ってきます(黄色)。相手の歩がもう目の前まで来ていて、赤い印のところでぶつかると玉の頭が破られます。美濃囲いは横に強く上に弱いので、この形にはいちばん向きません。
同じ対抗形でも、相手が急戦(早い攻め)で来るか、持久戦(じっくり囲う)で来るかで止める場所が変わります。相手が早く攻めてきそうなら片美濃・本美濃で止め、相手もじっくり囲うなら高美濃・銀冠まで伸ばします。
美濃囲いは、いちばん軽い片美濃から駒を足していくと、本美濃・高美濃・銀冠へと順に堅くなっていく囲いです。
下のボタンを押すと、駒が1手ずつ動きます。「すすめる」を押していくと、初形から囲いができあがるまでが目で追えます。上の3つのボタンで進む道を切りかえられます。
全体の地図は下のとおりです。枠をタップするとその囲いの説明へ飛びます。
矢印につけたことばは「何が変わるか」を表したもので、1手で進むという意味ではありません。
上に行くほど堅くなるわけではありません。上へ発展させるほど玉の上(頭)には強くなりますが、そのぶん下の段が薄くなり、組み上がるまでの手数も長くなります。途中で止めるのも立派な作戦です。
美濃系6種を、組む手数でならべたものです。手数は初形から実際に並べ直して数えました。数えたのは盤面図に写っている形を作るのに必要な手だけで、飛車を振る手や、駒の通り道をあけるためだけの手は数えていません。
| 囲い | 組む手数 | いちばんの長所 | いちばんの弱点 |
|---|---|---|---|
| 片美濃 | 4手 | 手数がいちばん短い | 守りが薄い |
| 本美濃 | 5手 | 横からの攻めに強い | 玉の頭が薄い |
| 高美濃 | 9手 (桂を跳ねない形なら7手) | 上と斜めに強くなる | 下の段が薄くなる |
| 銀冠 | 12手 (桂を跳ねない形なら10手) | 上からの攻めに最強 | 下の段が薄い |
| 木村美濃 | 9手 (桂を跳ねない形なら7手) | 斜めに強く攻めに使える | 守りが軽い |
| ダイヤモンド美濃 | 10手 | 横からの攻めに美濃系で最強 | 攻めが細くなる |
90〜100=全囲いでトップクラス/70〜89=強い/50〜69=ふつう/30〜49=弱め/0〜29=はっきりした弱点。
片美濃とは、金1枚と銀1枚だけで玉を守る、美濃囲いのいちばん軽い形です。
本美濃とは、金2枚と銀1枚で玉を守る、美濃囲いの基本の形です。
組む手数:5手
ただ「美濃囲い」と言えばこの形を指します。たった5手で横からの攻めに非常に強い陣ができるので、振り飛車を指すなら最初に覚える囲いです。
注意・天敵:玉の頭が薄いままです。斜めのラインを使う角の攻めと端攻めが天敵になります。
高美濃とは、本美濃から金を前に上げて、上への守りを厚くした形です。
銀冠とは、高美濃から銀を前に上げて玉にかぶせた、美濃系でいちばん上に強い形です。
木村美濃とは、片美濃から銀を前に出して、斜めからの攻めに備えた形です。
ダイヤモンド美濃とは、金2枚と銀2枚の4枚で玉を守る、美濃系でいちばん横に強い形です。
下の盤でコンピュータと1局指して、覚えた手順で囲いを組んでみましょう。強さは「かんたん」と「ふつう」からえらべます。
美濃囲いは横からの攻めに非常に強い一方で、弱いところは3つに決まっています。赤い印=攻めが入る場所です。本美濃の形で見ていきます。弱いところ1つにつき、すぐ下でその攻め方を1手ずつ動かせます。
玉の上の8三を守るのは、玉と7二の銀の2枚だけです。玉から1つ遠い8四は、8三の歩1枚しか守っていません。赤い印のところに駒を打ち込むと、玉を直接ねらえます。
守りのうすい8四に歩を続けてぶつけ、玉の頭に拠点(と金になる歩)を作ります。
使える形:歩が3枚(盤の8五歩+持ち駒2枚)。8五まで歩を進めてあること。
効かない形:歩が2枚以下だと途中で止まります。そのときは香を打つ形に切りかえます。
赤い印は、角が玉をにらむ斜めの道です。この道が通ると、玉のすぐ斜め前(コビン)が一気に危なくなります。
玉の斜め前(コビン)は、角の道が通ると駒の数に関係なく崩れます。
使える形:4六・5五・6四(さらに手前の3七でも可)のどこかに角がいて、7三の歩ごしに玉をにらんでいること。持ち駒に桂と金。
効かない形:7四に相手の歩がある形(高美濃・銀冠・木村美濃・ダイヤモンド美濃)には打てません。
端を守っているのは9一の香と8一の桂だけで、金や銀がいません。しかも香も桂も、後ろには戻れません。赤い印のあたりから攻めると、玉の逃げ道が消えます。
端をふさいでいるのは桂と香の2枚だけ。しかもどちらも後ろに戻れません。
使える形:相手が9四に歩を突いていて、先手が9六に歩があること。持ち駒は歩2枚と桂1枚。
効かない形:相手が銀を持っていると△8五銀と受けられます。銀と香の両方を持たれると受け切られます。
ここからは、上の3つ以外の急所と、囲いの種類ごとのくずし方です。
横からの急所は7一。斜め後ろに利く銀か角を打ち込むと一撃です。
使える形:角のライン(4四)と一段目の飛車(3一)で7一をねらうこと。持ち駒に銀と金。
効かない形:本美濃(5二に金がいる形)は6一の金が守られているので、直接は決まりません。
飛車を相手陣のいちばん下の段に回る形を一段飛車(成れば一段竜)といいます。6一の金を遠くから押さえられます。
使える形:飛車を一段目に置くこと。角のラインと合わせると、7一と6一を同時にねらえます。
効かない形:5一や5三に歩を打って下から受けられると(底歩)、1手おそくなります。
同じ美濃でも、発展した形は弱点の場所が変わります。前の形で効いた手が効かなくなり、代わりに別の弱点が生まれます。
ここまでのくずし方を、クイズにしました。3つの中から、いちばん良い手を1つえらびます。盤の赤い印が、えらべる手のマスです。同じマスに2つのえらび方があるときは、印は1つになります。正解すると、相手がいちばん長く粘る受けを指し、そのまま詰みまで盤が動きます。まちがえた手をえらぶと、駒を取られたり玉に逃げられたりする様子が盤に出ます。えらび直しもできます。
玉の斜め前をコビンといいます。角の道が通ると、ここが一気に弱くなります。
形:片美濃/端歩=9三(端歩を突いていない)/あなたの持ち駒:金・銀・桂/相手の持ち駒:なし
横からの急所は7一。斜め後ろに利く駒を打つと、守りの金がはがれます。
形:片美濃/端歩=9三(端歩を突いていない)/あなたの持ち駒:金・銀/相手の持ち駒:なし
同じ7一でも、打つ駒が金か銀かで詰む詰まないが変わります。
形:本美濃(6一の金がいない形)/端歩=9三(端歩を突いていない)/あなたの持ち駒:金・銀/相手の持ち駒:なし
端歩を突くと9三へ逃げられます。それでも8三に金が回れば詰みます。
形:美濃(端歩を突いた形)/端歩=9四(端歩を突いている)/あなたの持ち駒:金・銀/相手の持ち駒:なし
木村美濃は6一と下の段がうすい形です。同じ7一でも、打つ駒で結果が変わります。
形:木村美濃/端歩=9四(端歩を突いている)/あなたの持ち駒:角・銀/相手の持ち駒:なし
コビンの桂は、7三の歩を動けなくしてから打つ手です。押さえる駒が無いと決まりません。
形:ダイヤモンド美濃/端歩=9三(端歩を突いていない)/あなたの持ち駒:金・銀・桂/相手の持ち駒:なし
端歩を突いた形は9三が逃げ道です。9三まで利く駒でないと、つかまりません。
形:高美濃/端歩=9四(端歩を突いている)/あなたの持ち駒:角・金・桂/相手の持ち駒:なし
端攻めと玉頭攻めの問題は、まだ入れていません。この2つは、元にした資料じたいが「詰みではなく詰めろまで」と書いています。詰みで正解を決められないので、次の回に別の形で足します。
美濃囲いは手数が短いぶん、相手が待ってくれることを前提にしていません。組んでいる途中に攻められたときと、相手が定跡から外れてきたときの指し方をまとめます。
① 組む途中に飛車先の歩を交換されそうなとき
守りの金を上げるより先に、角を1つ上げて備えます。下の2つの図をくらべてください。出典:日本将棋連盟コラム(美濃囲いに組む際の注意点/はじめての戦法入門 第2回)の手順どおりに並べた局面
相手の飛車が歩を交換して、自分の陣のすぐ手前まで来ました。赤い印の角がねらわれるので歩を打って受けるしかなく、そのあと銀が動きづらくなります。
青い丸は、自分の角が利いているマスです。相手が同じように攻めてきても、その飛車を角で取れるので歩を交換されません。
② 角を取り合う筋にされそうなとき
飛車を振る前に銀を上げておきます。銀を上げていない形で角を取り合うと桂で取り返すことになり、その桂を狙われて苦しくなります。銀を上げてあれば銀で取り返せるので、形をくずさずにすみます。出典:日本将棋連盟コラム(美濃囲いに組む際の注意点)
③ 上へ発展させている途中に仕掛けられたとき
上へ発展させる手(とくに銀を動かす手)は、動かした瞬間だけ守りの金銀がバラバラになり、守る力が大きく落ちます。下が銀冠にする途中の形です。出典:ウィキペディア「美濃囲い」/ゼロから始める将棋研究所
黄色が動かした銀です。金と銀が離れているのが分かります。相手が仕掛けてきたら発展を途中でやめて、金銀をくっつけ直すほうが安全です。上へ伸ばすのは、相手が動けない形になってからにします。
④ 相手が定跡を外して早く攻めてきたとき
深い形をねらうのをやめて、少ない手数で組める片美濃・本美濃で止めます。片美濃は4手、本美濃は5手で組めるので、急な攻めにもっとも間に合います。守りを1枚減らしてでも早く形を作るほうが、途中で攻められるより安全です。
⑤ 相手が端をねらってきたとき/斜めからねらってきたとき
端をねらわれたら、上へ発展させる手をいったん止めて端に手を戻します(とくに桂を跳ねると端は弱くなります)。斜めからねらわれたら、逆に上へ発展させて斜めをふさぎます。高美濃・木村美濃はこの形になると斜めに強くなります。出典:ウィキペディア「美濃囲い」(桂を跳ねると端がさらに弱くなる)
⑥ 端の歩を1つ突いておく
攻められる前に、玉の側の端の歩を1つ突いておくと玉の逃げ道が広がります。日本将棋連盟のコラムでも「最後の端歩も忘れないでください」と書かれている基本の一手です。組み方の盤面図は、端の歩を突いていない形を載せています(突くかどうかは自由です)。くずし方の図は、相手が端の歩を突いた形で説明しています。出典:日本将棋連盟コラム(はじめての戦法入門 第2回)/ウィキペディア「美濃囲い」(玉側の端歩を突くかどうかは任意)
ここまでは、相手が待ってくれる形で組む練習でした。実戦では相手も動きます。相手の手を見て、組み方を変える練習をします。
上の「手順どおりにならないとき」に書いたことを、盤で動かしてためせます。盤で相手が1手指したら、3つの中から1つえらびます。えらんだあとの展開も盤で動きます。えらび直しもできます。
相手は居飛車で、飛車の前の歩をどんどん伸ばしてきます。こちらは片美濃まで組んだところです。
相手が銀を前に出して、急いで攻めてきそうな場面です。上の「手順どおりにならないとき」にも書いた、角の取り合いの話です。
相手が銀を前に出して、歩をぶつけてきそうな場面です。囲いを上へ伸ばすか、受けを足すかをえらびます。
高美濃まで組み、玉の頭の歩も突きました。あとは銀を2七、金を3八へ上げれば銀冠です。
自分は居飛車のつもりで、矢倉(上からの攻めに強い囲い)をめざしています。そこへ相手が飛車を振ってきました。
相手の手がいつも攻めとはかぎりません。相手が何をしてきたのかを、まず見ます。
棒銀への組み替え(準備中)/4五歩早仕掛けへの組み替え(準備中)
棒銀は銀を前に出して攻める形、4五歩早仕掛けは歩をぶつけて急いで攻める形です。この2つは、手順を確かめる元の資料がまだそろっていません。そろってから足します。
美濃囲いの守り方を、クイズにしました。相手の攻めが決まる前に、持ち駒を1枚打って受けます。3つの中から、いちばん良い打ち方を1つえらびます。盤の赤い印が、えらべる手のマスです。正解すると相手の攻めが止まる様子が盤に出ます。まちがえると攻めが通る様子が盤に出ます。えらび直しもできます。
守りの金を取られた形です。相手が打ち込むと詰みになる場所があります。
形:片美濃(4九の金を取られた形)/端歩=1七(端歩を突いていない)/あなたの持ち駒:金/相手の持ち駒:金・銀
9段目を走る竜は、横に長く利く駒です。歩1枚でも止められます。
形:本美濃(4九の金と5筋の歩が無い形)/端歩=1七(端歩を突いていない)/あなたの持ち駒:歩/相手の持ち駒:金・銀
高美濃は左の金が前に出た形です。そのぶん4九の金の守りがうすくなります。
形:高美濃/端歩=1七(端歩を突いていない)/あなたの持ち駒:銀/相手の持ち駒:なし
次の4つは、まだ入れていません。4八や4七への打ち込みへの受けです。と金攻め(歩を成って攻める形)への受けです。たたきの歩(わざと取らせる歩で金を上ずらせる形)への受けです。焦点の香(2枚の駒の利きが交わる場所へ打つ香)への受けです。この4つは、元にした資料の手順を盤で確かめる作業がすんでいません。確かめてから次の回に足します。
美濃囲いは振り飛車だけのものではありません。自分が居飛車で、相手が振り飛車のときは、美濃囲いを左右ひっくり返した形を使います。これが左美濃です。玉のいる側が逆になるだけで、考え方は同じです。
左美濃とは、居飛車が振り飛車と戦うときに使う、美濃囲いを左右ひっくり返した形です。
居飛車銀冠とは、左美濃から銀を前に上げて玉にかぶせた、居飛車の堅い形です。
図は実戦(将棋放浪記「将棋界でもレア!『二重美濃囲い』の正体と使い方を解説」)の、5八の飛車を銀で取り返した場面の配置です。下側が美濃の側です。
相手の成香に5八の飛車を取られたところで、金ではなく6七の銀を引いて取り返しました。すると黄色の5つのうち、5八の銀・4九の金・3八の銀・6九の金が下の2段に二重に並びます(残りの黄色は2八の玉)。これが二重美濃です。金で取り返していたらこの形にはなりません。この実戦は、この形で相手の攻めを受け止め、最後は▲4二銀と打ち込んで詰めろで縛り、美濃の側(先手)の勝ちになりました。取り返す駒は、取り返したあとの囲いの形を見てから選びます。
図は同じ実戦の同じ場面を、端が見えるところまで広げたものです。
二重美濃は横からの攻めにとても強い形です。黄色の1六の歩を突き合ってあると、終盤に横から攻められたとき、1七玉〜2六玉と黄色の2八の玉が上へ逃げ出す出口ができます。赤い印の1五は空きマスで、相手の1四の歩がここへ伸びてきます。これは別の場面の話ですが、この将棋の解説者は、端に来られても取らせてから受ければ大したことはない、と判断していました。
図は別の実戦(将棋放浪記「恐ろしいほど勝てる『美濃崩し』がマジでヤバかった」)の82手目の配置を、美濃の側が手前になるよう反転したものです。
黄色の5八に銀がいる美濃は、横からの攻めにとても強い形です。ただし5八の銀は、黄色の2八の玉のななめ前の3七には利いていません(3七に利く守りの駒は玉と3八の銀と2九の桂だけです)。そこで崩す側は、先に黄色の5五へ角を出して赤い印の4六を通るラインを玉のななめ前に向け、そのうえで飛車を黄色の3六へ回しました。横がかたい美濃を崩すときは、銀が利いていないマスを先に数えます。
図は同じ実戦の同じ82手目の配置を、美濃の側が手前になるよう反転したものです。
黄色の3六の飛車・2五の桂・5五の角は、どれも玉のななめ前の3七に利いています(5五の角は赤い印の4六を通っています)。玉のななめ前という急所に3枚の利きが集まったので、△3六飛という普通の手がそのまま詰めろ(次に詰ますぞ、という手)になりました。たとえば△3七飛成▲同銀△3六桂▲3八玉△2八金▲同銀△同角成と進めば詰みです(相手の受け方は他にもあります)。実戦は相手が受けたあと、この筋で寄せられて美濃の側が投了しました。
このページでは、振り飛車で使う6種類(片美濃・本美濃・高美濃・銀冠・木村美濃・ダイヤモンド美濃)と、居飛車で使う2種類(左美濃・居飛車銀冠)を紹介しています。ふつう「美濃囲い」とだけ言うときは本美濃を指します。
自分が飛車を左に振り、相手が飛車をそのまま右に置いて攻めてくるとき(対抗形)に使います。相手の攻めが来る側と反対に玉を置くのがねらいです。反対に、自分が居飛車で相手が振り飛車のときは左美濃を使います。
片美濃から始めて、金を1枚足した本美濃までを覚えるのがおすすめです。組む手が少なく、横からの攻めに強いからです。日本将棋連盟のコラムでも、初級者がまず覚える囲いとして美濃囲いが紹介されています。
玉の頭(上)からの攻め、斜めのラインを使う角の攻め、そして端からの攻めの3つです。横からの攻めには非常に強い一方で、この3つが天敵になります。
銀冠は美濃囲いを上へ発展させていった先の形です。上からの攻めにいちばん強くなる代わりに、下の段が薄くなり、組み上がるまでの手数も長くなります。
別の囲いです。美濃囲いは振り飛車が使う守りで、左美濃は居飛車が使う守り(主に対振り飛車。矢倉戦や相居飛車でも使われます)です。玉のいる側が左右で逆になります。