目次
ページトップ左美濃の組み方組み途中に急戦で攻められたら後手番で指すとき左美濃を見送って別の囲いにする組んだ後の攻め方狙われやすい場所と守り方左美濃を崩す手筋詰将棋で左美濃を崩す実戦で流れを確認するよくある質問

左美濃の組み方と弱点・崩し方

公開日:2026年8月19日|最終更新:2026年9月30日

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居飛車が美濃囲いを使うとき、玉を盤の左側に寄せて組むことから付いた名前です。

左美濃は、居飛車が少ない手数で玉を囲える美濃囲いで、組み終えた後は横から来る攻めに強くなります。だから、早く動いてくる三間飛車・向かい飛車を相手にするときに使います。

メリット

  • 一手で締まる:銀を上げる一手で囲いが締まり、急に戦いが起きても慌てずに済む。
  • 横からの攻めに強い:金銀がまとまり、横から飛車を打たれても持ちこたえやすい。

デメリット

  • 玉が角の筋に入る:玉が相手の角の筋に入り、角を追われると王手になりやすい。
  • 玉の斜め上が弱い:玉の斜め上の升を攻められると、受けが難しい。
  • 角の頭を狙われる:攻めで歩を渡すと、角の頭を歩で攻められやすい。

使いどころ:居飛車で、早く動いてくる三間飛車・向かい飛車と戦うとき。

陣営:居飛車/系統:美濃系/組む手数:7手

項目点数
横の耐久力75
斜めの耐久力35
上部の耐久力45
端の耐久力45
玉の広さ55
玉の遠さ60
囲いやすさ85
陣形バランス75
進展性90
9項目の評価基準(100点満点・5点きざみ)
  • 横の耐久力:横からの攻め(飛車)にどれだけ耐えるか
  • 斜めの耐久力:斜めのラインを使う攻め(角)にどれだけ耐えるか
  • 上部の耐久力:玉の頭(上)からの攻めにどれだけ耐えるか
  • 端の耐久力:端からの攻めにどれだけ耐えるか
  • 玉の広さ:玉の逃げ道がどれだけ多いか
  • 玉の遠さ:玉が戦いの場からどれだけ離れているか
  • 囲いやすさ:少ない手数で、迷わず組めるか
  • 陣形バランス:守りに駒を使いすぎず、攻めに回す駒が残るか
  • 進展性:そこから別の形へどれだけ発展できるか

0=働きがほぼない/25=弱い/50=標準的/75=強い/100=最上位の群。定跡と基本完成図をもとに、5点単位で比較した当サイトの評価です。勝率や実測値ではありません。

左美濃の組み方

最短7手の組み方

角道の歩を突いて玉と金を寄せ、角を上げて空いた所へ玉を入れ、最後に銀を上げれば完成。

型の違いと選び方

左美濃を使う場面

自分相手左美濃
居飛車振り飛車使う。三間飛車・向かい飛車のように早く動いてくる相手には、一手で締まる左美濃で受けます。
居飛車居飛車形を変えて使う。相手の矢倉が角道を止めたら、角を動かさない低い形の左美濃から急戦をかけます。
振り飛車居飛車主に使わない。左美濃は居飛車が組む囲いで、振り飛車の側は右側に美濃囲いを組みます。
振り飛車振り飛車主に使わない。左美濃は居飛車が組む囲いで、振り飛車の側は右側に美濃囲いを組みます。

三間飛車が速く動くなら、穴熊より左美濃で締める

穴熊を急ぐと、組み終える前に戦いになる。銀を上げる一手で締めておけば、いつ始まっても受けられる。

角を玉で取り返したら、銀を上げて角の筋を止める

銀を上げて左美濃を完成させ、角の筋を歩で止める。飛車先の歩を急いで突くと、角を打たれて王手飛車になる。

組み途中に急戦で攻められたら

組む途中で角道が向かい合ったら、角道を止めて玉を入れる

歩で角道を止め、角を上げて玉を奥へ入れる。先に角を交換して囲うと、相手に飛車を回されて飛車先の歩を突かれる。

後手番で指すとき

組み途中に中飛車の銀が出てきたら、飛車の筋の歩を先に捨てて銀を取り合う

相手が中央の銀を前に出してきたら、飛車の筋の歩を捨てる手がある。歩を打って相手の角を下がらせ、銀を取り合ってから金を上げる。

角を打ち込まれても金で受け、歩の打ち込みで相手の飛車を取った対局

相手に角を打ち込まれても金で受け、飛車先の歩を成ってと金を作る。歩の打ち込みで相手の飛車を取り、桂と飛車が相手の陣で成って攻めを続ける。

左美濃を見送って別の囲いにする

攻めを受けられたら、右の銀を引いて四枚美濃にする

相手の歩で攻めを受けられたら、右の銀を下げて玉のそばへ運び、金銀四枚で囲う。堅さで勝負する形になる。

組んだ後の攻め方

天守閣美濃に組んだら、右の銀を出て仕掛ける

天守閣美濃が完成したら右の銀を出す。玉が堅いぶん、思い切って歩をぶつけて攻められる。

矢倉に角道を止められたら、低い左美濃から急戦

相手の矢倉が角道を止めたら、歩を突き捨てて争点を作り、桂を跳ねる。飛車・角・銀・桂の四枚で攻める。

角に仕掛けを止められても、銀と飛車を切って攻めをつなぐ

相手の角に歩の仕掛けを止められても、銀をぶつけ、飛車も切って攻める。左美濃は飛車を打たれても崩れにくい。

矢倉の金銀が厚ければ、角を切って飛車を走る

角を捨てて飛車を相手の玉の近くへ走らせ、銀を打って追う。玉の堅さの差で攻め合いが有利になる。

端角中飛車には、端の歩を突き捨てて角の頭を攻める

先に端の歩を突いて捨て、角を切る手を歩で防ぐ。

石田流を目指して相手の銀が出てきたら、歩を突いて反発する

相手が銀を出て石田流を目指したら、歩を伸ばして銀にぶつける。飛車先の歩を先に突いて捨て、角道の歩を突いて角の筋を通す。

角道を突かない左美濃では、角を端へ出して使う

角道の歩を突かないままなので、角は端から出す。飛車先の歩を先に突いて捨て、銀を出して相手の銀にぶつける。

狙われやすい場所と守り方

桂に王手の升へ跳ねられそうなら、桂の先に銀を打つ

相手の桂が王手をかける升へ跳ねる筋を、桂の前に銀を打って止める。角を切って攻めると、桂の王手をかけられて馬を取られる。

穴熊に端を攻められたら、飛車を浮いて受ける

端に数を集められたら、飛車を一つ浮いて端を受ける。攻め合いになっても、最後に香を打って飛車を取れる。

向かい飛車に歩を垂らされたら、飛車で取って角を打つ

垂らされた歩を飛車で取り、王手飛車になっても角を打って取り返す。角を打って受けると、相手に角を打ち込まれる。

左美濃を崩す手筋

コビン攻め:角と馬で玉の斜め上を狙う

中央の歩を取られたら、角を打って玉の斜め上を狙う。コビンの筋を歩で受けられたら、歩を打って飛車を動かし、馬を玉の近くへ入れる。

端攻め:端の歩を手抜かれたら、角を打ち銀を捨てて必死

端の歩を放っておかれたら、角を打って逃げ道を先に押さえ、銀を捨てて呼ぶ。歩を先に成ると、囲いの中へ逃げられる。

玉が角の筋に入った左美濃は、桂で角を追って王手

桂を跳ねて角を追い、歩を突いてさらに角を下げさせる。最後に歩を突くと角の筋で王手になり、銀取りにもなる。

角の頭に歩の拠点を作り、薄い筋から攻める

銀を進めて角の頭に歩を打ち、薄い筋から銀で攻める。

金の連携を歩で崩し、銀と角を打って寄せる

金の頭に歩を打って釣り上げ、銀を打ち込む。取られても角を打てば、玉に受けがない形まで追い込める。

左美濃が玉頭の歩を突いたら、歩を突き捨てて桂を跳ねる

先に歩を突くと、歩で取られる。歩を突き捨てて桂を跳ね、それから歩を突けば攻めが続く。

先に突いた歩を取られてから角を切っても、桂で取り返されて良くならない。

と金を作らせても、角と桂で左美濃に寄せ合う

中央の歩を取らずにと金を作らせ、角を出て歩を突き、桂を打って迫る。穴熊の玉から遠いと金は後回しにできる。

天守閣美濃が攻めてきたら、受けてから玉の頭を逆襲

飛車を浮いて受け、角を引いて守ったら、玉の頭の歩を突く。守りの金が遠く、玉の頭の攻めが厳しい。

詰将棋で左美濃を崩す

3手詰め

5手詰め

7手詰め

9手詰め

実戦で流れを確認する

中飛車の中央攻めを受け、と金と竜で攻め勝った対局

中央の歩をぶつけられた後に玉を囲いへ入れ、飛車先の歩を垂らしてと金で香を取る。飛車を成り込み、角と銀を交換して銀を打ち、相手が投了する。

飛車を回して歩をぶつけ、竜と馬を作って勝った対局

囲いに組んで飛車を回し、歩をぶつける。角を打ち合って飛車を取り合い、飛車と角を打ち込んで竜と馬を作り、相手が投了する。

関連する囲い

天守閣美濃・居飛車穴熊・金矢倉・美濃囲い

よくある質問

左美濃は何手で組めますか?

自分の手だけなら、はじめから7手で組めます。 → 組み方(7手)

左美濃の弱点はどこですか?

玉が相手の角の筋に入ることと、玉の斜め上や角の頭を狙われることです。 → 左美濃を崩す手筋

左美濃はどの戦法に使いますか?

居飛車で振り飛車と戦うときに使い、相居飛車では低い形から急戦をかけるときにも使います。 → 左美濃を使う場面

左美濃から何に組み替えられますか?

玉の上を厚くする銀冠や、金銀四枚の四枚美濃にできます。 → 型の違いと選び方

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