公開日:2026年8月16日|最終更新:2026年9月26日
玉のまわりの角と金銀の並びを舟に見立てて、この名が付いたとされます。
舟囲いは、角の道を開けたまま玉を飛車から離す居飛車の囲いです。堅さは美濃囲いに及ばないので、振り飛車を相手に急戦で早く仕掛けるときに使い、長い戦いになれば別の囲いへ組み替えます。
使いどころ:こちらが居飛車、相手が振り飛車で、急戦で早く仕掛けたいとき。
陣営:居飛車/系統:居飛車その他/組む手数:6手
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 横の耐久力 | 40 |
| 斜めの耐久力 | 40 |
| 上部の耐久力 | 45 |
| 端の耐久力 | 50 |
| 玉の広さ | 55 |
| 玉の遠さ | 65 |
| 囲いやすさ | 90 |
| 陣形バランス | 65 |
| 進展性 | 90 |
90〜100=全囲いでトップクラス/70〜89=強い/50〜69=ふつう/30〜49=弱め/0〜29=はっきりした弱点。
角道を開けて右の銀を上げ、玉を二つ寄せてから右の金と中央の歩を指す。金は、玉から遠くなる左の金でなく右の金を上げる。
中央の歩を突き出されたら、角の前の歩を突いて大駒の交換を避ける。成った歩は取り返し、次の歩には引いて受ける。
銀が玉の前に出ている時に中央の歩を突き出されたら、歩で取って飛車を呼び、歩を打って逃げ道をふさぐ。
相手の金が上がって銀から離れたら、飛車の前の歩を突き捨てて角で取る。飛車を回されても構わず角を取って成り、浮いた銀も取る。
相手が銀を上がる前に角道を開けたら、こちらから角を換えて歩を突き、相手が指しにくい形にする。
舟囲いに組んだ後、飛車を回して歩を換え、飛車を交換する。と金を作って金を2枚取り、桂を成り込んで銀を取ると相手が投了する。
角の前の歩を突いて長い戦いにしたら、角を上がって玉の通り道を作り、金を寄せて玉を端へ運ぶ。相手も穴熊に組み、堅さを比べる形になる。
いきなり歩を突き捨てて取らせ、銀を斜めに出る。相手がその歩を一つ伸ばしても、銀をさらに前へ進めて飛車先を狙う。
角を交換して桂を取り合ったら、歩を突かずにすぐ飛車を敵陣へ成り込む。
棒銀は、飛車の前の歩をぶつけて合わせる。歩で取られたら銀で取り返して成り込み、銀を取られたら合わせた歩を成る。
銀を取り返せない時は、飛車の頭に歩を打って取らせ、角を打って飛車と金を同時に狙う。銀で取り返すと、飛車で取り返される。
飛車先を争う場面で歩を伸ばされたら、すぐ歩を打たずに桂を跳ねて支える。
中飛車の中央の歩に歩をぶつけ、歩で取られたら角を交換して飛車の前の歩を進める。相手が飛車を引いて待つと、戦いは続く。
玉の前に相手の銀が居座ったら、先に歩を打ち込んで銀をどかし、桂を跳ねてから飛車をさばく。先に飛車を浮くと、玉の頭へ銀に成り込まれる。
組み上がった後に中央の歩を突き出されたら、金を上がる。成られても銀で取り返し、中央に厚い形ができる。
玉の近くに銀を打ち込まれても取らずに金を横へかわし、もう一度打たれたら歩を打って受ける。最後は玉で取り、金を打たれる升を守る。
玉の前の歩を銀で取りに来られたら、両側の歩を突いて銀の逃げ道をふさぎ、最後に歩を打って銀を取る形にする。先に歩を打つと、銀に逃げられる。
銀を上げた形で玉の斜め上を飛車と銀に狙われたら、歩を突き出して取らせ、一つ下に歩を打つ。合わせの歩は取らずに銀を引いて受ける。
玉のそばに角を打ち込まれたら、少し離れた升に角を打って合わせる。いきなり玉の前に合わせると、桂で取るしかなく、また角を打たれる。
竜に金を狙われて一番下に歩を打ちたいのに打てない時は、敵陣の歩を成り捨てて取らせてから打つ。
盤の上で迫ってくる相手の駒が打ち込まれた金だけなら、受けずに先に歩を成って相手の陣を崩す。金を取られたら、下の金で取り返す。
玉の横の金を守る駒が玉だけの時は、歩の前に桂を捨て、角を打って玉を動かす。玉が動けば竜で金を取れる。
飛車を打って金で受けられたら、端の歩を突いて香を走り、飛車を切って香を成り込む。先に香を打つと、玉に上がられて形を直される。
中央の歩の拠点を成り捨てて金を浮かせ、飛車と金を同時に狙う角を打つ。相手は飛車を寄せて受けるしかない。
銀を取られそうでも助けずに、相手の銀の前へ歩を打つ。銀で取れば大駒を切って王手飛車、金を寄って受けても銀が成り込める。
相手の飛車に銀を取られたら、王手をかけて玉を動かし、空いた飛車を取る。先に歩を突くと、銀を打たれて逆に困る。
相手が桂を使いに来たら、歩をぶつけて止まっていた角の筋を開け、角を切って守りの銀を取る。角と銀の交換でも、狙いがあれば攻めが続く。
舟囲いができた後、玉をもう一つ奥へ寄せて金で固め、飛車を前に出す。角を交換して飛車を敵陣に成り込み、駒を打って相手の玉に迫った。
玉を飛車から遠い側へ寄せて金銀で守る、振り飛車を相手に使う居飛車の囲いです。 → 完成図と評価
玉のまわりの角と金銀の並びを、舟に見立てた名前です。 → 名前の由来
はじめから自分の手だけで6手です。 → 組み方(6手)
右の銀を先に上げてから、玉を二つ寄せる順が基本です。 → 最短6手の組み方
中飛車に中央の歩を突き出されたら、大駒を交換しない受けを選びます。 → 組み途中に急戦で攻められたら
玉の斜め上の升と、横からの攻めです。 → 狙われやすい場所と守り方
玉しか守っていない金を狙い、玉を動かしてから金を取るのが基本の筋です。 → 崩す手筋
棒銀や右四間飛車のように、振り飛車に早く仕掛ける急戦と組み合わせます。 → 棒銀で銀を成り込む
中飛車に中央の位を取られたときなどに、穴熊へ組み替えられます。 → 別の囲いにする
相居飛車で組んだときは、飛車先の弱さを補うため、矢倉早囲いなどへ組み替える例があります。 → 舟囲いを使う場面